2013 年より、多様なカルチャーが交差する NEW YORK に移住し作家活動を始めた TOYA HORIUCHI。 グラフィックデザインを得意としていた彼は当初、NEW YORK ステッカーと題したステッカーを作成して友人たちに配布したり、 インクジェットプリンターを使いデジタルとフィジカルの間の作品を探求するなど、 独自のヴィジョンとアイディアで NEW YORK でのコミュニティーを開拓していきました。

あれから 10 年。
今では彼の代名詞ともなったシルクスクリーンによる NEW YORK をテーマにした作品に加え、近年精力的に制作を続けているオイルペインティング。 また、当時から変わらず作品に落とし込まれているアポロプリエーションというスタイルは 『消費、盗用、コピー&ペーストが溢れる世の中の真のオリジナリティとは』 という考えとして、今尚進化し続けています。

i GALLERY OSAKA における第4回目の展覧会となる TOYA HORIUCHI "SIGN PAINTINGS"では オイルペイント、シルクスクリーン、スプレーペイントなど様々な技法が使用され、 彼の作品が持つ魅力とメッセージがより一層引き立てられた新作約 20 点が披露されます。

"SIGN(サイン)" という単語から生まれる様々な解釈。 そして、彼の示す "看板" と "未来への道標" というメッセージとは。 皆様の目を通して、現在の彼のビジュアルアートをお楽しみいただければ幸いです。