
Kenta SENEKT
"Subtle shifts (サトル・シフツ)"
この度 i GALLERY OSAKAでは、アーティスト Kenta SENEKT による個展 『Subtle shifts(サトル・シフツ)』 を開催いたします。
Kenta SENEKT は、物質、光、配置、記憶といった複数の要素がどのように相互に作用し、
一つの像を成立させるのかという“イメージの構造そのもの” を静かに掘り下げてきたアーティストです。
日常の中に潜むごく些細なズレや気配の偏差を鋭敏に捉え、それらを緊張と均衡を伴う視覚的構造として再編成する独自の実践を展開しています。
本展では、約20点の新作によって構成される平面作品群が並び、
Kenta SENEKTが近年大阪を拠点に積み上げてきた思考の密度が最も濃い形で立ち上がります。
作品に触れる際の視線の角度や鑑賞者の位置は、静かに変調する画面の感覚を生み出し、“見える” という行為そのものを問い直す場をつくり出します。
「Subtle shifts」は、イメージが成立する基盤を支える微細な偏差に改めて目を向けるための試みです。
本展を通じて、Kenta SENEKT の作品が静かに提示する“認識の構造” の輪郭をご体感いただければ幸いです。
DATES
2025年12月12日(金) - 29日(月)
*火曜日閉廊
OPENING RECEPTION
12月12日(金) 17:00 - 20:00
LOCATION
i GALLERY OSAKA
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3丁目8-14
ACN心斎橋Garden1F
ARTIST
Kenta SENEKT
「日々の生活の中で身の回りの空間を整え、ものを自分の心地よい場所へと並べ替えていく。
その行為が終わった直後、見慣れた物がわずかに新鮮に見え、気持ちが少しだけ豊かな気持ちになる。
しかしその感覚は時間とともに薄れ、また日常へ戻っていく。
整えては薄れ、また整える ——
その繰り返しの中で生まれる小さな変化と感情を手がかりに、
これまでのシリーズに、新たな記憶や記録、視点の断片などを織り交ぜて、
モチーフの別の側面を引き出すことを試みた展示です。」
- Kenta SENEKT
Kenta SENEKT
京都生まれ。2007 年、即興表現の一つであるライブ・ペイントを中心に制作活動を開始。徐々に内的要素を併せ持った壁画やタブローへとメディアを移行させ、近年はインスタレーションや立体といった表現領域まで幅を拡張させている。友情の親密性や、分離した思い出、それらを繋ぎとめるようなスナップ写真など、日々の心情や出来事を混ぜ合わせ、支持体に反映させている。現在は大阪を拠点に活動している。
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