top of page

STOMACHACHE. NOBUE MIYAZAKI & TOMOE MIYAZAKI

"WE ARE STOMACHACHE! 2025"

SEPTEMBER 26 - NOVEMBER 9, 2025

この度 i GALLERY OSAKA では、アーティストユニット STOMACHACHE. による個展『WE ARE STOMACHACHE! 2025』を開催いたします。

 

STOMACHACHE. は、身近な素材から世界を組み立てる稀有なアーティストユニットです。コピー機のざらついた質感、ノートに走らせた線、家庭的なモチーフ──そのささやかな断片を、普遍的な物語へと引き上げてきました。

 

宮崎信恵(名古屋)と宮崎知恵(東京)、異なる土地に暮らす姉妹は、距離を越えてなお響き合う感性を保ち続けています。離れていることは欠落ではなく、むしろ「異なる環境に根ざした二つの眼差し」が並置されることで、STOMACHACHE. の作品は独自の奥行きを獲得してきました。

 

彼女らの作品は、可笑しみと切実さのあわいに生まれる稀有な強度を放っています。ペインティングを中心に展開される今回の作品は、媒体を超えて拡張し、身近な断片を新しい秩序の中に再編します。そこには、個人的な記憶を普遍的な経験へと翻訳するための視覚的言語が刻まれています。

 

今回の展覧会は、初期展示と同じタイトルを冠しながらも、回顧ではなく再出発を意味します。21年にわたり持続されてきた対話が「今この瞬間のかたち」として立ち上がり、その時間の層に触れることとなるでしょう。

 

i GALLERY OSAKA は、この展覧会をアーカイブではなく、生成の場として提示します。
STOMACHACHE. の実践は、時間を越えて響き合い、未来をかたちづくるための言語として立ち現れます。

「2004年 大阪でSTOMACHACHE.の活動はスタートしました。

雑誌”relax”に影響を受けてキンコーズのコピー機でzineを作り始めました。某CDショップに万置きをするのが楽しくて、たくさん絵を描き、zineを作りました。

 

2006年  2人が大学生の頃に愛知県立芸術大学のスペースで「WE ARE STOMACHACHE!」というタイトルで行われたのが初めてのSTOMACHACHE.での展示でした。

2人で1週間ほどかけて搬入をして空間を作りました。とても楽しかったし、今でもいい展示だったなと自負しています。

 

2025年 今回はあえてその時と同じタイトルに。2025年バージョンのSTOMACHACHE.の展示です。

今は住んでる場所も違うし、会うことも年に数回だけ。作品のスタイルもそれぞれ変化してきました。

変わったところはたくさんあるし、変わらないところもいくつかあると思います。

21年目のSTOMACHACHE.をぜひご覧ください。」

​​​

- STOMACHACHE.

bottom of page