
TAPPEI
WALL or SKIN
i GALLERY OSAKAでは、大阪出身、東京を拠点に活動するアーティスト、TAPPEIによるプロジェクト「WALL or SKIN」を開催いたします。
美術作品は、壁に展示され、鑑賞され、収集されるものとして発展してきました。一方で、タトゥーは身体に刻まれ、その人とともに時間を重ねながら存在し続けます。両者は異なる文化や制度の中で育まれてきましたが、作品が存在する場所や所有のあり方という視点から見たとき、その境界は決して一つではありません。
私たちが本展を企画した理由は、タトゥーを美術として紹介することではありません。TAPPEIがこれまで積み重ねてきた実践の中に、作品とは何か、展示とは何か、そして作品を所有するとはどういうことなのかという、美術における根本的なテーマを考える契機があると感じたからです。
現在、TAPPEIは東京を拠点に活動し、国内外で多様なプロジェクトを展開しています。その一方で、大阪は、彼が生まれ育ち、タトゥーアーティストとして歩み始めた場所でもあります。本展は、その原点を振り返るためのものではなく、東京で積み重ねてきた現在の実践を、出発点となった大阪であらためて提示する機会として企画しました。
本展は、タトゥーをギャラリーへ持ち込むことを目的としたものではありません。TAPPEIがこれまで積み重ねてきた実践を、一つの展覧会としてどのように提示できるのか。その可能性を、約一年にわたり作家との対話を重ねながら構想してきたプロジェクトです。
i GALLERY OSAKAは、作品を展示する場所であると同時に、新たな表現のあり方を社会へ提示する場でありたいと考えています。本展もまた、タトゥーと美術を比較するためではなく、一人の作家が続けてきた実践を展覧会という形式で提示することで、美術作品と身体、展示と所有、その関係性について考える機会になることを願っています。
本展が、TAPPEIの現在地を示す展覧会であるとともに、作品と人との関係について、それぞれの視点から思考を深める機会となれば幸いです。
DATES
2026年8月15日(土) - 9月14日(月)
*火曜日閉廊
OPENING RECEPTION
8月15日(土) 17:00 - 20:00
LOCATION
i GALLERY OSAKA
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3丁目8-14
ACN心斎橋Garden1F
ARTIST
TAPPEI
「壁に飾るか、肌に飾るか。
という、作品の所有方法を選ぶことができる展示を、大阪・i GALLERY OSAKAにて開催いたします。
僕は普段、自分のタトゥースタジオで、タトゥーのために描いた作品を、お客様の肌に彫っています。
以前から僕は、タトゥーを彫ることも作品を所有する方法の一つだと考えていました。
今回の展示では、アートギャラリーで作品を購入する際の選択肢として、「肌に飾る」という所有の形を提案します。
作品は壁だけでなく、肌にも飾ることができる。その考えを、一つの展示として形にしました。
制作中も、「この作品は家の壁に飾られるのだろうか。それとも誰かの肌に飾られるのだろうか。」と想像しながら描いていました。
タトゥーのためだけに描く作品とも、展示のためだけに描く作品とも違う、とても新鮮な体験でした。
会場には10cm×10cmの額装作品を200点展示します。
作品をご購入いただく際、「壁に飾る」または「肌に飾る」のどちらかをお選びいただけます。
「壁に飾る」を選択されたお客様には、展示終了後に額装作品と作品証明書をお渡しいたします。
「肌に飾る」を選択されたお客様には、TAPPEI在廊日にギャラリー内でタトゥーを施術いたします。ご購入時に在廊日程の中からご希望の日時をお選びください。
展示終了後には額装作品もお渡しいたしますが、その作品には VOID のスタンプが押されます。額装作品としての役目を終えて、肌に移った証明です。
壁に飾ることも、タトゥーとして肌に飾ることも、一つの作品を所有する方法です。
どこに飾るか、楽しく頭を悩ませていただけると嬉しいです。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。」
- TAPPEI

TAPPEI | タッペイ
アーティスト/タトゥーアーティスト/グラフィックデザイナー
1993年、大阪府生まれ。幼少期より絵と刺青に興味を持ち、絵を描き続ける。神戸芸術工科大学アート・クラフト学科を中退後、肌もキャンバスの一部と捉え、タトゥーアーティストとして活動を開始。
2014年より東京を拠点に、タトゥーアーティスト、グラフィックデザイナーとして活動。これまでにNIKE、UNDERCOVER、BEAMS、CONVERSE、AVIREX、UMBRO、富知六所浅間神社など、ファッション、カルチャー、伝統文化などさまざまな分野とのコラボレーションや、池袋PARCOで開催されたウルトラマンのイベントのキービジュアルなどを手がける。また、日本国内および韓国で計6回の個展を開催。
タトゥーを表現の原点としながら、キャンバス、人の肌、誌面、服など、媒体を限定することなく、それぞれを自身の表現の場として活動を続けている。
Instagram: @tappeis
Homepage: https://www.tappeijodai.com/