WILL SWEENEY
" Crepuscular "
この度、i GALLERY OSAKAにて、Will Sweeneyによる初の大阪での個展「Crepuscular(クリパスキュラー)」を開催いたします。
Will Sweeneyの作品は、80年代のパンク、ヒップホップ、レイブカルチャーの影響を受けつつも、彼自身の独特なダークポップカルチャーを展開しています。視覚とアイディアの境界を超え、幻想的な物語を描き出しているのです。
今回ご覧いただける「Crepuscular」とは薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)を意味し、薄明(明け方)と薄暮の時間帯に、主として活発になる生き物を説明するのに使用される言葉です。黄昏(たそがれ)のように微妙で不確かな世界が広がり、身体や自然、そして異世界の要素が交錯する独特の空間が創出されているのです。また、この展示のために制作られた彫刻家Makoto Sakuraiとのコラボレーション作品は、Will Sweeneyのビジュアルアートに新たな次元を加え、見どころの1つになっております。
是非この機会に会場でWill Sweeneyが紡ぎ出す幻想的な作品の世界を心ゆくまでお楽しみいただければ幸いです。
DATES
2024年09月13日(金) - 10月7日(月)
OPENING RECEPTION
09月13日(金) 17:00 - 20:00
LOCATION
i GALLERY OSAKA
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3丁目8-14
ACN心斎橋Garden1F
ARTIST
WILL SWEENEY (ウィル・スウィーニー)
「CREPUSCULAR
定義
「黄昏に似たもの、あるいは黄昏に関連するもの」
Crepuscularは、身体的存在、仮装、動植物、部族の集まり、異世界の雰囲気といったテーマを探求した新作ペインティングとドローイングのコレクションである。
これら作品の中には、繰り返し登場するキャラクターやモチーフがいくつかある。
「Mushroom Burial Suit」は、死後の世界のためにデザインされた一種の外骨格。循環系は外部にあり、冥界の風景とつながることができる。
「Clonk」はフランケンシュタインの怪物の海賊版。記憶喪失状態で世界を彷徨う運命にある。心優しい巨人で大きな力を持つが、雲の中にある頭はぼんやりしている。彼の本当の目的はまだ明かされていない。棒付きキャンディーが大好きだ。
「Zorch People」は 突然変異したサイコビリーで、地獄から来た狂気のロッカー。目的を失っているが信念は持ち続けている。 ジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画、ホルヘ・ルイス・ボルヘスのフィクション、サンゴ礁の生き物、映画『マタンゴ』、イギリスのサイコビリーバンド「The Meteors」が1981年にリリースしたLP『In Heaven』からインスピレーションを得ている。
この個展では、東京を拠点とする著名な彫刻家であるMakoto Sakurai氏とのコラボレーション作品「Mushroom Burial Suit」も展示される。これは高さ40cmのビニール彫刻で5体限定だ。」
— WILL SWEENEY
イギリス、ロンドン生まれ。
1980年代のパンク、ヒップホップ、レイブカルチャーに深く影響を受けたウィルは、若い頃から奇妙でホラーやSFの影響を受けた絵やコミックを描き、アートの道を歩み始める。1998年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートでイラストレーションの修士号を取得した後、イラストレーターとしての活動を始め、クラブのチラシのデザイン、Tシャツのグラフィック制作、「The Face」や「Dazed & Confused」といったファッション雑誌の編集の仕事に携わる。2003年、東京のパルコギャラリーで開催されたグループ展「Where Is Silas」をきっかけにブレイクし、その後、東京、ロンドン、ロサンゼルス、マドリッド、パリなど、世界のアートの中心地で個展やグループ展を多数開催。さらに、Medicom Toy、Porter、Undercover、Stella McCartney、STUSSYなどの有名ブランドとコラボレーションし、コレクター向けフィギュア、アニメーション、レコードジャケットのデザインから、Tシャツやランプなどのファッションアイテムまで、多様な商品を生み出す。 2021年に東京に移住して以来、ウィルの作品はよりパーソナルで高度に抽象的なフェーズへと進化し、ダークなポップカルチャーの枠組みの中で、潜在意識、夢物語、死の概念の領域を探求しつつ、さまざまな描画や絵画の媒体を試している。
Instagram: https://www.instagram.com/willsweeney_uk/